世界各国の硬貨や紙幣にまつわるエピソードをつらつらと。海外古銭収集にハマってしまった男の末路的備忘録。

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 設立175周年記念 20ユーロ 記念プルーフ銀貨(オーストリア)

2022年08月07日
オーストリア 0
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 創立175周年記念 20ユーロ銀貨(オーストリア)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 創立175周年記念 20ユーロ銀貨(オーストリア)
175 Jahre Wiener Philharmoniker 20 Euro from Austria 2017.

ウィーン フィルハーモニー管弦楽団の設立175周年を祝い、2017年に発行された記念銀貨。発行枚数は3万枚。銀の品位は.925、直径34mm、22.42g。

いつもお世話になっているNumistaでも、この肖像の3名がいったい誰なのか分からなかったので検索。オーストリア造幣局のデータを確認すると、左からオットー・ニコライ(1810 – 1849)、アウグスト・シュミット(1808 – 1891)、アルフレッド・ジュリアス・ベッチャー(1803 – 1848)であるようだ(明記された名前と画像検索で顔を比較してみた結果)。この3名は創立に関わった3人のようで、ニコライは指揮者、シュミットは基金管理者、作曲家で法律家だったのがベッチャーということらしい。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 創立175周年記念 20ユーロ銀貨(オーストリア)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 創立175周年記念 20ユーロ銀貨(オーストリア)

裏面の図案は、マックス・オッペンハイマーの油絵『フィルハーモニック』から。Google画像検索で元ネタらしき油絵を見てみると、指揮棒を振っているのはグスタフ・マーラ―であろうか?(知らんけど)ということで、図案の人物たちは当時のコンマスとかなのかね。

この銀貨も落札購入したものだが、実はもう1枚とセットだった。

ウィーンフィル銀貨ウィーンフィル銀貨

こちらは2008年から毎年発行枚数限度を決めずに作られている品位.999の純銀。直径37mmと大ぶりで、重さ は31.1g。非流通硬貨ではあるが、コレクションというよりも購入者は銀に資産を置き換えている感覚か。今回流れてきたのはミルクスポットの多い(写真だと黄ばんで見えるが実際は白い)ものだったが、まあ別に構うまい。

ウィーンフィル銀貨ウィーンフィル銀貨

で、ようやくウィーンフィルハーモニー管弦楽団の話。
当時、ハイドン、モーツァルト、ベートーベンが住んでいたウィーンには、プロ・オーケストラが存在しなかった。音楽の都でそれはまずいよね、ということで設立されたのが、フィルハーモニー管弦楽団というわけである。

日本人では、小澤征爾さんが指揮棒を振ったというので日本国内での知名度を上げたオケ。ちなみに征爾という名前は、満州事変の首謀者である板垣征四郎と石原莞爾からひと文字ずつ拝借し、付けられたもの(そんな情報いらない)。




▼ベスト・ウィーン・フィル100(超お買い得 6枚組CD)



それにしてもコイン相場とは不思議なものだ。というか意味不明だ。特に日本国内におけるそれはバグっているものが多い。

この最初の銀貨も、まだオーストリア造幣局で59.40ユーロ(現在のレートなら、およそ8,165円)+送料で購入できるものであるにも関わらず、R天のコインショップでは9万円台で販売されていたりするから恐ろしい。

今回のコイン2種の最初のセット販売も、国内のコインショップの手によるものだが、リリース時で2種セット1万8900円。すでに手に入らず、非常に希少ならまだしも、9万円台での販売には開いた口もふさがらない。


Comment(0)

There are no comments yet.